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なるほど健康腹痛

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腹痛

同じ腹痛でも、原因や症状はいろいろ。
単なる腹痛、単なる下痢、単なる便秘。
でも、中には怖い病気がひそんでいることも。

腹痛イラスト

ひと口に「腹痛」と言ってもいろいろなものがあります。

  • 腸の収縮や、けいれんによるもの(下痢、便秘が起きる)
  • 胆のうの収縮や、けいれんによるもの
  • 腹膜の炎症によるもの(腹膜炎など)

こんなとき、どうしよう? 大丈夫?

1. 下痢が続く

下痢は、有害な異物を体外に排出する生体防衛反応ですから、下痢止め薬などで無理に下痢を止めるのはよくありません。整腸剤でゆっくり止めていきましょう。お腹を撫でたりして温めるのもよいです。もし、下痢が続くようなら、体が脱水状態を引き起こさないように多めに水分補給を(スポーツ飲料を水で薄めたものなど)してください。

2. 便秘が続く

便通は個人によって違います。3〜4日に1度でも定期的にお通じがあれば、それほど問題はありません。ただ、1週間以上便秘が続く場合は病院に相談されてもよいでしょう。市販の便秘薬を常用すると、今度は下痢になってしまうこともあるので使用には注意してください。
便秘がちにならないようにするには、普段から適度に食物繊維を摂る、水分を摂る、体を動かす、排便を我慢しない、などを実行してみてください。

3. 最近、下痢や便秘が続く

なぜか毎日、便秘や下痢を繰り返す(またはどちらかが頻繁に起きる)。通勤電車の中で急にお腹が痛くなる。こんな経験ありませんか?
これは今の若い人たちに増えている『過敏性腸症候群』です。原因はストレス。「またこの次も急にお腹が痛くなったら」とか「外出中に下痢をしないだろうか?」と気にすればするほど不安になって下痢や便秘を繰り返します。
検査で異常がないならば、あまり神経質にならないこと。重症な疾患ではないんだと、心に言い聞かせてください。

ここに注意!

単に生理的な腹痛ならそれほど問題はありません。しかし、腹がかたいとか、歩いていてもひびくとか、痛みが何時間も続く時は我慢をせず、すぐ病院で診てもらいましょう。腹膜炎などを起こしている場合があります。

ちょっとひと言 吹き出し上吹き出し下

小さいお子さまの腹痛で重症なものは腸重積(ちょうじゅうせき)や虫垂炎(ちゅうすいえん)、そけいヘルニアなどがあり、発熱・嘔吐や強い腹痛を伴います。
便秘や心因性の腹痛などは休憩のみで治る場合も多いのですが、繰り返す場合は一度病院で相談されることをおすすめします。

観察していますか?

たとえば色

赤い便(血便)

黒い便

白っぽい便

たとえば形

細い便は直腸などに潰瘍ができている場合があります。

腹痛を防ぐには

  • 暴飲・暴食や早食い大食いは
    やめましょう
  • 高脂肪・高カロリー食の摂り過ぎに
    注意しましょう
  • 肥満にならないように注意しましょう
  • 運動不足にならないようにしましょう
  • 過労やストレスを避けましょう

病院の治療

少しでも疑いがあれば、精密検査を
行います

お腹をさわって、お腹がかたいかやわらかいかを調べます。
いつごろ痛み出したか?どのように痛むのか?なども問診も行います。
中には腹膜炎(ふくまくえん)や膵炎(すいえん)などの重症な病気が見つかることもあるので、少しでもそうした病気の疑いがあれば、尿検査や血液検査、CT検査、腹部超音波検査、レントゲン検査などを行います。

トヨタ記念病院では

問診により、原因を究明します。

単に「お腹が痛い」だけでは病気を特定することはできません。
軽いものから腹膜炎や悪性腫瘍まで幅広いですし、中には大動脈瘤や子宮外妊娠、尿路結石などが原因の場合があります。
消化器科では、まず問診を重視します。原因を突き止めるため、患者さまの痛みの訴えにしっかり耳を傾けます。
重大な疾患がないか、婦人科や泌尿器科の病気ではないか?必要があればしっかり検査し、患者さまにもきちんと説明した上で検査や治療を進めるように心がけています。

最近は食生活の変化やストレスにより、特に若い方が腹痛や胃痛を訴えることが多いです。
腹痛が続くと、確かに不安になると思いますが、病院で原因がはっきりすれば、今後そうした症状が起きないようにライフスタイルを改善するなど、自分なりに予防策を立てることができると思います。

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