耳鼻いんこう科

当科で扱う主な疾患と症状

  • 耳科疾患:急性中耳炎、慢性中耳炎、真珠腫性中耳炎、突発性難聴、難聴、メニエール病、眩暈症
  • 鼻科疾患:アレルギー性鼻炎、慢性副鼻腔炎、好酸球性副鼻腔炎、鼻副鼻腔腫瘍鼻骨骨折、嗅覚障害
  • 咽喉頭疾患:急性扁桃炎、扁桃周囲膿瘍、喉頭浮腫、アデノイド増殖症、声帯ポリープ、味覚障害
  • 頭頸部腫瘍疾患:甲状腺腫瘍、鼻副鼻腔腫瘍、唾液腺(顎下腺、耳下腺)腫瘍、咽頭喉頭腫瘍、
  • その他:顔面神経麻痺

鼓室形成術

真珠腫性中耳炎に対しての手術方法です。鼓室形成手術は外耳道を温存する方法と外耳道を削って乳突蜂巣を大きく開ける方法を行っています。症例によりSTAGE OPE(1回目で真珠種を摘出し、1年後に再発の有無を確認後伝音再建手術)を行っています。顕微鏡下で、安全に丁寧に手術を行っています。

内視鏡下副鼻腔手術

内服治療にて改善しない慢性副鼻腔炎に対して手術治療を行っています。内視鏡は最新の4Kハイビジョンカメラで、必要時は磁場式ナビゲーションシステムを使用し高度な手術を行っています。
また症例によっては、歯肉部切開や鼻外切開のアプローチ手術も行っています。術中疼痛がないように全身麻酔で手術を行っています。歯性上顎洞炎に対して口腔外科と連携治療を行っています。
好酸球性副鼻腔炎に対しては、難病指定医が難病申請やIL-4、13受容体モノクローナル抗体の治療も行っています。

甲状腺腫瘍手術

当院では、甲状腺腫瘍(良性、悪性)の手術を行っています。出血の少ないハーモニックスカルペルと反回神経を早期に発見できるNIMレスポンスを手術に導入しています。

口蓋扁桃摘出術、アデノイド切除術

睡眠時無呼吸症や慢性扁桃炎や病巣感染症に対して全身麻酔で手術を行っています。痛みが少なく、創傷治癒が良い高周波バイポーラ(ベサリウス)を導入しています。

補聴器外来(専門外来)

補聴器外来では、補聴器適合判定医や相談医の資格をもった専門医と言語聴覚士と認定補聴器技能者の資格を持つ補聴器専門店員のチーム医療で 補聴器の販売と調整を行っています。補聴器は、購入後のリハビリと調整が非常に大事です。補聴器の装用効果が最大になるように補聴器適合検査を行い、個人に合わせて調整し、チームで診療にあたっています。

主要な医療機器

耳鼻科外来

  • NBI付鼻咽腔・喉頭ハイビジョンファイバー
  • 頸部甲状腺用超音波画像診断装置
  • アルゴンプラズマ
  • 炭酸ガスレーザー
  • 電気凝固装置
  • 標準純音聴力検査(PTA)
  • 耳音響放射検査装置(OAE)
  • 聴性脳幹反応測定装置(ABR)
  • 遊戯聴力検査
  • 補聴器適合検査
  • 誘発筋電図(ENOG)
  • 重心動揺計 赤外線フレンツェル眼鏡

手術室にて

  • 4Kハイビジョン硬性鏡内視鏡
  • 磁場式ナビゲーションシステム
  • 鼻用シェーバー
  • 顔面神経と反回神経刺激モニター(NIMレスポンス)
  • 耳手術用ライカ顕微鏡 ハーモニックスカルペル

病棟

  • 嚥下ビデオ対応ハイビジョンカメラ
  • 赤外線フレンツェル眼鏡
  • 電気凝固装置

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