形成外科

当科で扱う主な疾患と症状

  • 一般外傷(いわゆるキズ)
  • 顔面骨骨折
  • 熱傷(いわゆるヤケド。ただし、全身管理を有する広範囲熱傷は除く)
  • 皮膚良性・悪性腫瘍(いわゆるできもの)
  • 皮膚色素性疾患(いわゆるアザ)
  • ケロイド、肥厚性瘢痕(いわゆるキズ跡)
  • 先天奇形:合指症・多指症、副耳・埋没耳 など
  • 乳房再建(乳がん術後の再建)
  • 眼瞼下垂、睫毛内反(逆まつ毛)
  • 陥入爪(巻き爪)
  • 皮膚潰瘍、褥瘡(床ずれ)

皮弁再建術

腫瘍切除後の皮膚軟部組織欠損や深い皮膚潰瘍に対して、周囲の皮膚・皮下組織を移動して治療する手術法です。

乳房再建術

乳房再建とは、乳がんの治療によって失われた乳房の形態を復元することをいいます。乳腺外科と連携して、人工物による再建と自家組織による再建、乳輪乳頭再建等を行っています。乳房再建の時期には、乳がん手術と同時に行う一次再建と、乳がん手術を終えてから一定の期間をおいて行う二次再建があります。乳がん手術が終わったあとに乳房再建の話を聞いてみたい場合にもぜひ相談してください。

前

後

湿潤療法

皮膚損傷(擦過創~皮膚欠損)や熱傷、皮膚潰瘍に対して、「湿潤療法(うるおい療法)」を行っています。

この治療のポイントは、

  1. 治癒の促進が期待できる
  2. 痛みが少なく治療を行うことができる

そして治療の原則は、

  1. キズを消毒しない
  2. キズを洗う
  3. キズを乾かさない
  • (注)キズの状態によっては、患者さまのメリットを十分考慮して、手術治療(植皮や皮弁)を行います。

炭酸ガスレーザー治療

皮膚に発生した小さなできものの治療に使用します。
治療に際しては、局所浸潤麻酔(注射)を行います。

Vビーム(皮膚良性血管病変治療用)レーザー治療

単純性血管腫やイチゴ状血管腫(いわゆる赤アザ)、毛細血管拡張症などの治療に使用します。

Qスイッチレーザー(アレックスレーザー)治療

異所性蒙古斑、太田母斑、外傷性刺青(異物沈着)など、青~茶褐色のアザの治療に使用します。

超弾性ワイヤー矯正法

巻き爪(陥入爪)の爪変形を、手術ではなく特殊なワイヤーを使用して治療します。
この治療法は健康保険の適応ではありません。
本治療法の適応が低い場合や健康保険での治療を希望される場合は、手術治療を行います。

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