生殖医療・産婦人科(ジョイファミリー)

当科で扱う主な疾患と症状

  • 不妊症・生殖医療・生殖内分泌
  • 女性ヘルスケア
  • 妊孕性温存療法

不妊症に関する検査

不妊の原因は年齢や卵管の異常、精液所見など様々であり、男性と女性、それぞれの検査があります。
女性の検査は月経周期に合わせて行います。

  • ホルモン検査
  • クラミジア検査
  • 卵巣予備能検査(AMH)
  • 内診、超音波検査
  • 子宮卵管造影検査
  • 精液検査  など

一般不妊治療

卵胞の大きさや基礎体温などから排卵日を予測して夫婦生活をとる”タイミング療法”と子宮腔内に洗浄・濃縮した精子を注入する”人工授精”の治療を行います。一般的に4-6周期タイミング療法を行い、妊娠に至らなかったら人工授精に進みます。治療をステップアップする期間は年齢や基礎疾患の有無などによって異なります。

当院では一般不妊治療に対する理解を深め、不妊治療選択への支援を目的として、一般不妊治療の説明を動画配信で行っています。

妊娠のしくみ・不妊の原因

不妊症の検査・治療

受診について・妊娠前の準備

食事・栄養

高度生殖補助医療/体外受精・顕微授精・胚移植

一般不妊治療で妊娠に至らなかった場合や卵管閉塞や精液所見が不良であるなどの明らかな原因がある場合、体外受精へステップアップします。高度生殖補助医療とは、卵子を身体から取り出し、卵子と精子を受精させ、その受精卵を子宮に戻す治療のことです。

当院では高度生殖補助医療に対する理解を深め、不妊治療選択への支援を目的として、体外受精の説明を動画配信で行っています。

体外受精の概要

受精・培養・凍結・融解

体外受精・胚移植の
スケジュール

保険適用と先進医療・妊娠する前の準備・
相談窓口

先進医療

  • タイムラプス撮像法による受精卵・胚培養
  • 子宮内膜刺激胚移植法(SEET法)
  • 子宮内膜受容能検査
  • 子宮内細菌叢検査

妊孕性温存療法/胚(受精卵)
凍結・卵子凍結・精子凍結

「妊よう性(妊孕能)とは、「妊娠する能力」「生殖能力」のことです。妊よう性は、がん治療(手術、放射線療法、化学療法)によって損なわれることがあります。がんと診断された方は、治療前に受精胚、配偶子(精子や卵子)、生殖細胞(精巣組織や卵巣組織)を採取・保存し、将来、生殖補助医療などによって赤ちゃんを授かる可能性を残すことを「妊よう性温存療法」といいます。
当院では2003年より妊よう性温存療法を実施しており、精子、卵子、受精胚の保存が可能です。治療後に妊娠を希望される場合は、凍結した精子、卵子、受精胚を用いた生殖補助医療を受けられます。

当院は以下の日本産婦人科学会の登録施設です。

  • 妊孕性温存療法実施医療機関(検体保存機関)
  • 温存後生殖補助医療実施医療機関

妊よう性温存療法について当院の広報誌「Smile&Heart(スマイル&ハート)」で特集されました。

smile&Heart 2024年春号【特集】がん治療に関わる取り組み

当院で妊孕性温存療法を受けられた方へ

凍結した精子・卵子・受精胚は1年ごとに凍結保管の延長手続きが必要となります。
延長をご希望の場合は、予約センターにてご予約をお願いします。
廃棄をご希望の場合は、生殖医療・産婦人科(ジョイファミリー)までご連絡ください。

はじめて受診される方へ

場所 3階 生殖医療・産婦人科(ジョイファミリー)
予約 1日1組:11時00分 ご夫婦で受診

予約センターへ連絡し、予約をお取りください

連絡先 0120-489-587
受付時間 11時00分~16時00分

持参いただくもの

  • 診察券(当院を初めて受診される方は、当日作成します。)
  • マイナ保険証または健康保険証
  • 初診問診票

    初診問診票

    ご夫婦でご記入の上、当日お持ちください。(所要時間 約20分)

    • (注)印刷出力が難しい方は、当日受診されたときにご記入いただきます。

以下、お手元にある方はお持ちください

  • 基礎体温表(基礎体温表をつけている方)
  • お薬手帳(健康診断の結果や前医での検査結果・治療内容がわかるもの、紹介状など)
  • 母子手帳

受診当日の流れ

  • 受付時間

    問診票の記入がお済みの方

    10時30分

    問診票の記入がまだの方

    10時10分

    診察券をお持ちでない方は上記時間より10分程早めにお越しください。

  • 受付後、3階 生殖医療・産婦人科(ジョイファミリー)受付へお越しください。
    問診票をご提出ください。

  • (注)受付から会計終了までにお時間がかかります。当日は余裕を持ってご来院ください。

ノンメディカル(社会的適応)卵子凍結

卵子凍結は、年齢の上昇とともに卵巣機能が低下し、生殖能力(妊娠のしやすさ)が低下する前に、卵子を採取し凍結保存することで、将来の妊娠、出産の可能性を高めることが期待できる治療です。

対象 18~36歳の未婚女性
費用 全額自費

卵子凍結をお考えの方は、

日本産科婦人科学会「ノンメディカルな卵子凍結をお考えの方へ」の動画

当院「体外受精の説明」の動画

を視聴し、メリット・デメリットを理解し、熟慮のうえご予約ください。

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