呼吸器外科

当科で扱う主な疾患と症状

  • 肺がん
  • 転移性肺腫瘍
  • 気胸、のう胞性肺疾患
  • 縦隔疾患(胸腺腫、胸腺がん、重症筋無力症など)
  • 炎症性疾患(膿胸、非結核性抗酸菌症など)
  • 胸部外傷

肺がん

肺の悪性腫瘍であり、呼吸器外科で最も手術件数の多い病気です。肺がんの病状に応じて、ロボット支援手術、胸腔鏡手術、開胸手術を使い分けています。現在は、ロボット支援手術を第一選択とし、年々手術件数が増加しています。ロボット支援手術は術野の拡大視が可能であり、3Dモニターを見ながら、可動域が広い鉗子を用いることにより、正確に細部の手技を行うことができます。また、身体への負担が少なく、手術後の回復が早いため、手術後4日目での退院も可能ですが、無理のない退院になるように十分に配慮しています。

転移性肺腫瘍

他臓器の悪性腫瘍が肺に転移した腫瘍です。主に胸腔鏡手術によって肺部分切除を行っています。

気胸、のう胞性肺疾患

若年者の自然気胸では、日常生活へ早期復帰と再発防止を念頭に、胸腔鏡手術を行っています。手術後2日目での退院も可能です。高齢者の続発性気胸に対しては、全身状態を見極めて安全な胸腔鏡手術に努めています。

縦隔疾患(胸腺腫、胸腺がん、重症筋無力症など)

縦隔腫瘍の病状に応じて、ロボット支援手術、胸腔鏡手術、胸骨正中切開手術を使い分けています。現在は、ロボット支援手術を第一選択とし、進行した症例(肺や心膜などの合併切除など)にも積極的に取り組んでいます。

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