社会福祉士

医療ソーシャルワーカー 1年目

  • 当院へ入職した理由はなんですか?

    MSWが患者さまの療養生活を支援するためには、医療職の見立てや、患者さまご家族の考え、地域の支援者の意見に加えて、社会福祉の専門職として行うMSWのアセスメントも大切です。そこには支援の根拠となるソーシャルワーク理論を元にアセスメントする力と、多職種とより具体的な連携を図れるような関係性の構築、活用可能な社会資源の知識が重要になってくると思います。私がこの病院で働きたいと考えた理由は、病院見学・実習に訪れた際、思い描いていたMSWの姿がそこにあり、たくさんのMSWの先輩方に、医療福祉の様々な分野の知識や技術など指導を受けながらソーシャルワーク実践を行うことができることに魅力を感じたからです。

  • 当院でやりたいこと、将来の目標はなんですか?

    現在は先輩方の指導のもと様々な患者さまご家族と関わらせていただいていますが、今後はどなたからも安心と信頼をいただける支援ができるようになりたいです。また医療ソーシャルワーカーとして患者さまご家族の思いに向き合い、それぞれの課題を達成するための伴走者になりたいと考えています。そのためには患者さまご家族が安心して語ることのできる面接技術や知識を身に着ける必要があると思います。先輩からの指導や研修等を受けながら日々成長し続けていきたいです。

わたしの仕事

外来患者さまへの相談支援

身体障害者手帳、特定医療費助成制度など、制度申請をされる方の案内行いながら、患者さまやご家族の療養生活に対する不安や困りごとがないか、面談をしています。

地域の介護施設への再入所相談・調整支援

入院患者さまやご家族が安心して元にいた介護施設の利用ができるよう、関係機関と相談・調整しています。

医療機関への転院・療養に関する相談

患者さまの状態とご家族のニーズに合った医療機関で療養ができるよう、患者さま・ご家族、多職種、関係機関と検討し相談支援を行っています。

医療ソーシャルワーカー 3年目

  • 仕事のやりがい、喜びを感じることはなんですか?

    医療ソーシャルワーカーが介入する患者さまには複雑な課題を抱えている方も多くいます。その複雑な課題に対して、患者さま・ご家族としての考えを整理することや、どのようにすれば、「その人・家族」の望む生活ができようになるのかを多職種・他機関と連携し対応していきます。退院後に患者さま・ご家族から「家に帰れてよかった」「相談してよかった」と言われた時に、この職業について良かったと思える瞬間です。

  • 入職希望者へのメッセージをお願いします。

    医療ソーシャルワーカーは、相談面接において、患者さまやご家族の様々な人生の場面に直面します。それはまるで、映画やドラマのワンシーンが目の前の現実で起こっているようでもあり、初めは誰もが困惑したり、思考停止になったりします。そんなときに、当院には医療ソーシャルワーカーの立ち位置や役割について一緒に考えてくれる先輩や上司がいます。そこで指導やアドバイスをいただき、より多くの知識や経験、さらには多職種との連携へと展開していく事で、自分自身の成長につながると思います。医療ソーシャルワーカーとしての役割を追求しながら、一緒に成長できればうれしいです。

わたしの仕事

入院病棟(呼吸器センター)

身呼吸器疾患のある患者さまの相談支援を行います。患者さま・ご家族の望む生活に近づけられるか、または別の療養方法や生活の場を考えるのか、患者さまやご家族の生活状況や意向を踏まえ、病棟での多職種カンファレンスや、院外関係機関との連携・協働をし、療養支援を展開しています。

周産期母子医療センター(新生児科)

生まれたばかりの赤ちゃんが安心・安全に地域で生活できるように両親や行政と相談しながら業務に行います。毎月、市役所とケース会議を実施し地域と連携しながらサポートの必要なご家庭に対して支援を展開しています。医療社会福祉グループ内での周産期母子チームの先輩方と毎月ケース報告や今後の周産期母子チームのあり方について話合いを行っています。

外来相談(呼吸器内科・呼吸器外科・小児科)

外来受診される患者さまの生活での困りごとや在宅医療への移行について、退院調整看護師と連携し支援を展開します。また、小児科においては、出生後、自宅に帰られた赤ちゃんとご家族の養育に関する不安や悩みをお伺いし、院内多職種や行政機関などと協働してサポートを実施しています。

患者会の企画、運営に関する業務

医師、看護師とともに、間質性肺炎家族会の発足に向けて企画会議を行っています。医療ソーシャルワーカーの立場から、患者さまご家族への呼びかけや、実際のグループワークでのサポート方法などについて検討しています。

医療ソーシャルワーカー 7年目

  • 仕事のやりがい、喜びを感じることはなんですか?

    日々業務の中で様々な生活課題を抱えた患者さま・ご家族に出会います。介護のこと、お金のこと、仕事のこと、人によって多種多様です。また自らSOSを出せないひともいます。そのため、患者さまご家族それぞれの困りごとやその状況を一緒に考え、寄り添い、サポートのできる存在になれるように努力しています。その結果、患者さま、ご家族の課題を少しでも達成、軽減することができ、そこから笑顔がこぼれるときにやりがいを感じます。

  • 入職希望者へのメッセージをお願いします。

    当院は3次救急病院として地域の救急医療を担う重要な役割があり、様々な背景や生活課題のある患者さまが受診・入院されます。私たちMSWは医療では解消が難しい生活課題に対して社会福祉支援を行う専門職です。少しでも患者さま・ご家族の負担となる課題を達成、または軽減ができるよう支援するためには広範な知識が必要です。部署内では、事例検討会を始め、勉強会やスーパービジョンを受ける時間もあるため、支援の難しいケースであっても、上司や同僚と一緒に考え、学ぶことができる環境が整っています。皆さまと一緒に働けることを楽しみにしています。

わたしの仕事

入院病棟・外来・救急外来(ERトヨタ)での社会福祉相談業務

社会福祉相談業務が仕事内容の多くを占めます。担当病棟では毎日カンファレンスを行い、支援が必要な患者様がいないかを確認したり、多職種でケース検討をしたりしています。入院だけでなくERでの緊急相談対応や、外来での相談業務も担当しています。

院内多職種チーム(認知症せん妄サポートチーム:DST)

多職種でケースカンファレンスや病棟ラウンドを行っています。また、認知症疾患医療センターと連携し、情報共有しながら、患者さまご家族への支援にも力をいれています。

患者会・家族会の開催

当院ではがん・認知症・脊髄小脳変性症(SCD)の患者・家族会を開催しており、患者さま・ご家族の交流の場となっています。私はSCD家族会を担当しており、参加される皆さんが安心してお話できるようサポートしています。

ボランティア(みつわ会)事務局業務

院内で活動するボランティア団体の運営に関する業務、緩和ケア病棟での傾聴ボランティアの皆さんの定期ミーティングへの参加など行い、ボランティアメンバーさんと積極的にコミュニケーションをとり、活動が円滑にできるよう取り組んでいます。

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