その他

はじめに

当院では、医療者が患者さまへ最善の医療を提供するためには患者さま・ご家族と協働して医療を行う必要があると考えています。
当院ではリスボン宣言に基づき、「患者さまの権利」を策定しています。また、相互の信頼関係を構築していくために患者さまに守っていただきたいことを「患者さまへのお願い」としてお伝えしています。

患者さまの権利

最善の医療を受ける権利があります。

私たちは継続的に施設や機器の拡充を図ると共に、優れた人材の確保・育成にも力を注ぎ、 患者さまに最善の医療を提供し続けます。

治療方法など自ら選択する権利があります。

当院で実施する治療方法、内容を分かり易くご説明すると共に、他病院の医師に意見を求める「セカンドオピニオン」についても情報を提供し、ご希望に応じて「紹介状」を提供します。

プライバシーが保護される権利があります。

医療に関する個人のプライバシーは、十分に配慮します。患者さまの診療情報を利用する場合には、目的を明示しご同意をいただきます。

診療情報の開示を求める権利があります。

ご自身の診療における記録や画像などの開示を求める権利があります。

子どもの権利

トヨタ記念病院きねんびょういん どもの権利けんり

  1. あなたは、ひとりの人間にんげんとして大切たいせつにされ、あなたにとっていちばんよいとかんがえられる治療ちりょうけることができます。 病院びょういんひとたちとあなたの家族かぞくは、あなたの病気びょうき治療ちりょうともないたみやくるしみをできるかぎすくなくし、あなたが安心あんしんして治療ちりょうけられるようにします。
  2. あなたは、病気びょうきのことや病気びょうきなおしていく方法ほうほうについて、わからないことや不安ふあんなことがあるときは、いつでも病院びょういんひといて、何度なんどでもわかりやすくおしえてもらうことができます。
  3. あなたは、病気びょうきのことや病気びょうきなおしていく方法ほうほうについて十分じゅうぶん説明せつめいしてもらったうえで、自分じぶんかんがえや気持きもちを家族かぞく病院びょういんひとつたえることができます。
  4. あなたは、自分じぶん自分じぶんことつたえられないとき、自分じぶん気持きもちをめることができないときは、わりに家族かぞくめてもらうことができます。
  5. あなたほかひとられたくないことは、秘密ひみつにすることができます。
  6. あなたは、入院にゅういんしても、病院びょういんめられた約束やくそくごとのなかで、できるかぎ家族かぞくごすことができ、まなんだり、あそんだりすることができます。

患者さまへのお願い

医療安全の確保について
ご協力ください。

医療事故を防止するために、様々な対策やルールを定め、患者さまが安心して治療を受けられるよう努めます。また、診療のあらゆる場面で患者さまの安全確認のため、お名前と生年月日をうかがいます。ご理解とご協力をお願いします。病状や診療内容について疑問や不明な点があれば、直ちにお申し出ください。

病院内のルール、治療上の注意事項をお守りください。

病院内には多くの患者さまやご家族の方がいらっしゃいます。職員からお願いする注意事項や病院内のルールを守っていただき、診療運営にご協力をお願いします。

お気づきの点、改善すべき点などについてご意見をお寄せください。

職員の態度・言動、病院設備も含め、お気づきの点がございましたら、是非ご意見をお寄せください。今後の診療運営の参考とさせていただきます。また、「皆さまの声」という投書用紙がございますのでご利用ください。

教育や臨床研究にご理解を
お願いします。

教育・研修の一環として研修医や学生が、診察などに立ち会わせていただく場合があります。また、医療の発展のために、臨床研究にもご協力をお願いします。
私たちと協力していただき、パートナーとして医療への積極的な参加をお願いします。

一般社団法人National Clinical Database(NCD)について

一般社団法人National Clinical Database(NCD)は、臨床現場の医療情報を体系的に把握し、医療の質向上に資する分析を行うことで、市民の皆さまに最善の医療を提供し、適正な医療水準を維持することを目的としています。 手術・治療ごとに異なる詳細な項目をオンラインで登録しています。情報の内容は、患者さま個人が特定されることはありません。

詳しくはこちら

NCDを基盤とした保険請求データ(DPC・レセプトデータ)の収集と研究利用について

詳しくはこちら

院内がん登録について

がん登録は、病院で診断・治療されたすべての患者さまのがん情報を、診療科を問わず病院全体で集め、病院のがん診療がどのように行われているかを明らかにする調査です。
がん登録で集められた情報は、国で1つにまとめて集計・分析・管理され、がん対策の立案や評価に活用されます。院内では、がん診療の把握や生存率等に活用しています。
患者さまのプライバシーや権利が侵害されることのないよう「がん登録等の推進に関する法律」においても、個人情報の保護や管理、さらには罰則に対する規定が厳しく定められており、取り扱いに十分配慮しています。

(公社)日本口腔外科学会 口腔がん登録について

当院では「(公社)日本口腔外科学会 口腔がん登録」事業に協力しています。2019年1月から当院口腔外科でがん診療された患者さまの臨床データを解析させていただき、医療の質の評価に役立てることを目的としています。
解析にあたり、(公社)日本口腔外科学会に提供するデータは、提供前に個人を特定できない形に加工した上で提供しますので、患者さまの個人のプライバシーは完全に保護されます。本研究の解析にご自身のデータを使用されることを拒否される方は、当事業実施責任者 口腔外科 科部長 町田純一郎に、その旨お申し出下さいますようお願いいたします。

日本脳神経外科学会データベース研究事業(JND)について

当院では「日本脳神経外科学会データベース研究事業(Japan Neurosurgical Database:JND)」に協力しています。2018年1月から当院脳神経外科に入院された患者さまの臨床データを解析させていただき、脳神経外科医療の質の評価に役立てることを目的としています。
解析にあたり、JNDに提供するデータは、提供前に個人を特定できない形に加工した上で提供しますので、患者さまの個人のプライバシーは完全に保護されます。
本研究の解析にご自身のデータを使用されることを拒否される方は、当事業実施責任者の脳神経外科 科部長 大枝 基樹に、その旨お申し出下さいますようお願いいたします。
その他研究事業についての資料の閲覧を希望される方は、研究班ホームページをご参照ください。

循環器疾患診療実態調査(JROAD)について

詳しくはこちら

日本整形外科学会症例レジストリー(JOANR)について

詳しくはこちら

患者さま・利用者さまの個人情報保護方針

当院は、当院の理念、基本方針に基づき、患者さまに良い医療を受けていただけるよう努力を重ねています。また、そのために当院が保有している患者さま、その他関係者さまの個人情報について、個人の人格尊重の理念のもとに、適切に保護・管理するため、以下のとおり個人情報保護方針を定め、これを確実に実行してまいります。

宣言

当院は、この宣言を一般に公表すると共に、当院の従事者(医師・看護師・技師などの医療従事者、事務職員、その他職員、また委託契約に基づき当院施設内で当院に従事する者をいう)、その他関係者に周知徹底の上実行し、維持・改善に努めてまいります。

情報収集

当院は、個人情報の入手にあたり、適法かつ公正な手段によって行い、その利用目的などを個々に通知もしくは同意を取るか、あるいは当院内への掲示、当院Webサイトトップページに必要事項を告知するなどの措置を講じます。

情報の利用および第三者への提供

個人情報の利用は、利用目的の範囲内で、権限を与えられた者のみが業務の遂行上必要な限りにおいて行うものとします。また、個人情報を第三者との間で共同利用したり、業務を委託するために第三者に委託する場合、当該第三者と慎重かつ細心の注意を払い、業務遂行および情報管理に努めます。

安全管理

当院は、個人情報の紛失、毀損、改竄および漏洩などを防止するため、情報セキュリティ対策を講じます。

開示等

当院は、個人情報の対象となるご本人が自己の個人情報について、その開示、訂正、利用停止などを請求された場合は、速やかに審議の上これに対応します。このための受付窓口を設置し、公表します。

情報の維持・管理

当院は、保有する個人情報を最新かつ正確に維持するように努めます。

お問い合わせ窓口

当院の個人情報保護方針、規定に関してのご質問や、
ご本人の個人情報のお問い合わせは、「患者相談窓口」でお受けします。

患者さま・利用者さまの個人情報保護規程

当院における患者さま・利用者さま(以下、患者さま等)の個人情報保護規程を次のとおり公表します。その取扱いについては細心かつ慎重に行い、安心して医療を受けていただくために万全の体制で取り組んでいます。

個人情報保護方針

上記をご参照ください。

保有する主な個人情報

当院従業者が、業務遂行上作成し、または取得した個人情報であって、当院従業者が組織的に利用するものとして、当院が保有しているものをいいます。

(個人情報の定義)

  • 生存する個人に関する情報(生存する者に係る死亡者の情報を含む)であって、氏名や生年月日等により特定の個人を識別することができるもの。他の情報と容易に照合することができ、それにより特定の個人を識別することができるものも含む。
  • 生存する個人に関する情報(生存する者に係る死亡者の情報を含む)であって、個人識別符号が含まれるもの
    1. 身体の一部の特徴を電子計算機のために変換した符号
      DNA、顔、虹彩、声紋、歩行の態様、手指の静脈、指紋・掌紋など
    2. サービス利用や書類において対象者ごとに割り振られる公的な番号
      旅券番号、基礎年金番号、免許証番号、住民票コード、マイナンバー、各種保険証等
  • 病歴(身体障害、知的障害、精神障害等の障害があること、健康診断その他の検査の結果、保健指導、診療・調剤情報など)
  • 特定の機微な個人情報※(人種、民族、思想、信条、社会的身分、犯罪の経歴、犯罪被害情報、その他本人に対する不当な差別、偏見が生じないように特に配慮を要するもの)

※ただし疾病の治療やケアと関連する場合に限定し、必要最低限の範囲で利用・収集できることとします

(個人情報データベースの定義)

特定の個人情報を一定の規則(例えば、五十音順、生年月日順など)に従って整理・分類し、特定の個人情報を容易に検索することができるよう、目次、索引、符号等を付し、他人によっても容易に検索可能な状態においているものをいいます。紙媒体、電子媒体の如何を問いません。

(個人データの定義)

「個人情報データベース」を構成する個人情報をいいます。

(保有個人データの定義)

個人データのうち、開示、内容の訂正、追加または削除、利用の停止、消去及び第三者への提供の停止を行うことのできる権限を有するもの。ただし、1)その存否が明らかになることにより、公益その他の利益が害されるもの、2)6カ月以内に消去する(更新することは除く)ものは除きます。

利用目的

当院の個人情報の利用は、下記事項のいずれかに該当する場合において行うことができます。

(医療サービス)

  • 患者さま等に提供する医療サービス
  • 他の病院、診療所、助産所、薬局、訪問看護ステーション、介護サービス事業者、消防署(救急)などとの連携
  • 他の医療機関等からの照会への回答
  • 診療等にあたり、大学病院・他病院など外部の医師などの意見助言を求める場合
  • 検体検査業務の委託、その他の業務委託
  • 画像処理等を用いた各種検査・治療の提供
  • 状況に応じて、家族などへの病状説明

(医療保険事務)

  • 保険事務の委託
  • 医療保険事務の内、保険事務の委託、審査支払機関への「診療報酬明細書」(レセプト)の提出、審査支払機関または保険者(健康保険組合など)からの照会への回答

(管理運営業務)

  • 入退院などの病棟管理
  • 会計・経理
  • 医療事故等の報告
  • 医療安全活動
  • 医療サービスの向上
  • 防犯のためのカメラによる監視、録画
  • 入退室の管理や患者さまの容態・体調等異常把握のためのカメラによる監視、録画
  • 画像処理を用いた搬送ロボットシステムの運営・維持管理
  • 医療・介護サービスや業務の維持・改善のための基礎資料*
  • 院内において行われる症例研究、学術調査・研究*
  • 院内にて行われる学生・研修生の実習への協力
  • 外部監査機関への情報提供*

(その他)

  • 事業主などからの委託を受けて行った健康診断結果の事業主への通知
  • 保険会社など、医療に関する専門の団体への相談または届け出等
  • 法所定の事由が認められる場合の情報提供
  • 院外において行われる症例研究、学術調査・研究、学会発表*
  • トヨタ自動車株式会社による、搬送ロボットシステムの運営・維持管理のためのカメラより取得した画像の機械学習

ただし、*の利用に当たっては、氏名、住所、生年月日、治療が行われた詳細な時期などの情報はできる限り削除し、個人が特定されないように匿名化するよう努めます。当院で行われている臨床研究について詳しくは こちら をご参照ください。

補足:防犯および医療安全管理等のために取得する画像データの取り扱いについて
当院では、ロビー、待合、病棟・病室など敷地内にカメラを設置しております。防犯および法令等に特段の定めがある場合や、事前にご本人の同意を得た場合を除き、個人を特定する利用はいたしません。特定の個人を識別できる画像データは、当院および委託先企業で適切な安全管理措置を講じたうえで取り扱います。画像データの取扱いに関するご質問やお問い合わせは、「患者相談窓口」でお受けします。

画像データの利用目的は以下の通りです。

  • 画像処理等を用いた各種検査・治療の提供
  • 入退室の管理
  • 患者さまの容態・体調等異常把握
  • 画像処理等を用いた搬送ロボットシステムの運営・維持管理
  • 状況に応じて、家族などへの病状説明
  • 防犯および盗難防止

注意:次の項目については、個人情報保護法に基づき、利用目的による制限の例外として取扱います。

  • 法令に基づく場合
  • 人の生命、身体または財産の保護のために必要がある場合であって、本人の同意を得ることが困難なとき(大規模災害・事故発生時の混乱により、本人の同意を得る作業を行うことが著しく不合理であると考えられる場合を含む。)
  • 公衆衛生の向上または児童の健全な育成の推進のために特に必要がある場合であって、本人の同意を得ることが困難であるとき
  • 国の機関若しくは地方公共団体またはその委託を受けた者が法令の定める事務を遂行することに対して協力する必要がある場合であって、本人の同意を得ることが困難であるとき

適正な取得

取得した個人情報は特定した利用目的の範囲内で利用します。すでに取得した個人情報を他の目的で利用したい場合には、本人の同意を得ることが必要です。

データ内容の正確性の確保

個人情報を利用目的に応じ、正確かつ最新の内容で管理します。

情報セキュリティ対策

当院の個人情報を格納したコンピューターへの不当なアクセスまたは個人情報の紛失、破壊、改ざん、漏洩などの対応策として以下の安全対策を行います。なお、各種安全管理措置はトヨタ自動車本社が定める個人情報保護方針およびその他本社規程に準拠します。各安全対策の詳細は別途定めます。

  1. 組織的安全管理措置
  2. 人的安全管理措置
  3. 物理的安全管理措置
  4. 技術的安全管理措置

委託先の監督

個人データの取扱いを委託する場合、事業者の選択に当たってはプライバシーマークを取得しているなど、適切に個人情報を取扱っている事業者を選択するともに、守秘義務契約を締結します。安全管理措置を遵守させるよう、委託先に対し必要かつ適切な監督を行います。

第三者提供の制限

3.利用目的(他の事業所など第三者への情報提供を伴う場合)で定義する内容を除き、個人情報を第三者に提供する際には事前の同意を得なければなりません。
ただし、次に該当する場合は例外的に、第三者提供の本人の同意が不要です。

  1. 法令に基づく場合(例:警察、裁判所、税務署等からの照会)
  2. 人の生命、身体または財産の保護のために必要で、本人の同意が困難な場合
    (例:災害時の被災者情報の家族・自治体等への提供)
  3. 公衆衛生の向上または児童の健全育成のために必要で、本人の同意が困難な場合
    (例:児童生徒の不登校や、児童虐待のおそれのある情報を関係機関で共有)
  4. 国の機関等の法令の定める事務への協力
    (例:国や地方公共団体の統計調査等への回答)

第三者へ提供した場合は、受領者の氏名等を記録し、一定期間保存します。
第三者から個人データの提供を受けた場合は、提供者の氏名等、取得経緯を確認し、受領年月日、確認した事項等を記録し、一定期間保存します。

開示

本人から保有個人データまたは第三者提供記録の開示を請求された場合、原則として当該保有個人データまたは第三者提供記録を開示しなければなりません。当該保有個人データは当院に開示等の権限のあるもので、6カ月以内に消去するものを除きます。開示方法については書面または電子データのいずれかを本人が選択できます。なお、他院からの紹介状および診療情報提供書等は開示の内容に含めません。開示の手続きおよび手数料は別途定めます。

訂正・利用停止等

本人が識別される保有個人データの内容が事実でないときは、内容の訂正、追加または削除を請求することができます。また、保有個人データの取り扱いが適切でないとき、保有個人データを利用する必要がなくなったとき、本人の権利または正当な利益が害される恐れがある場合等は利用停止を請求することができます。なお、訂正・利用停止等の手続きは別途定めます。

個人情報に関する相談先

当院の個人情報保護方針、規定に関してのご質問や、ご本人の個人情報のお問い合わせは、「患者相談窓口」でお受けします。

診療情報(カルテ)の開示について

開示を請求できる方

診療情報の開示請求者は、次の方のみです。

  • 患者さまご本人
  • 患者さまの法定代理人
  • 患者さまが来院できない場合、死亡の場合は、配偶者、父母、子、および兄弟姉妹

申し込み方法

病院に直接ご来院の上、お申し込みください。

  • 窓口:本館1階 患者相談窓口
  • 受付時間:病院稼働日 9時00分~17時30分
    ※病院稼働日については、病院カレンダーをご覧ください。

申し込みに必要な書類

病院所定の書式に必要事項を記載の上お持ちいただくか、窓口にてご記入ください。

患者さまの確認のための書類を窓口にて提示してください。

  • 患者さまご本人の場合
    身分証
  • 患者さまの法定代理人の場合
    患者さまの身分証の写し、法定代理人の身分証の写し、患者さまとの間柄を証明する書類
  • 患者さまのご親族の場合
    患者さまの身分証の写し、来院者の身分証、患者さまと来院者との間柄を証明する書類(戸籍謄本等)
  • 患者さまから代理権を与えられた方の場合(弁護士、保険会社等)
    患者さまの身分証の写し、依頼者の身分証の写し、患者さまと依頼者の関係を証明する書類(同意書等)

※身分証明となるもの

  • 顔写真付きのもので公的機関が発行する以下のもの
    運転免許証、運転経歴証明書、写真付きマイナンバーカード、身体障害者手帳、旅券、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳のうち1点
  • 顔写真の無い身分証明となるもの
    戸籍謄本、健康保険証、共済組合員証、年金手帳、介護保険被保険者証のうち2点

※患者さま本人以外との関係を証明するもの

  • 公的機関が発行する以下のもの
    戸籍謄本、除籍謄本、住民票、家庭裁判所の証明書
  • その他
    委任状(同意書)、代理人関係を確認し得る書類

注意事項

開示請求の受理日から原則14日以内に開示・非開示の決定を行い、診療録の写しを交付致します。非開示の場合には、理由書を交付致します。
当院の診療録は電子カルテシステムを使用しております。診療録の写しには修正履歴および削除履歴は省略されますが、必要な場合は受付時にお申し出ください。
診療録以外の資料は開示請求できません。
病院が作成していない情報(他院が発行した診療情報提供書など)は開示の対象外です。
患者さま本人以外からの請求に関しては、患者さまご本人へ電話で同意の確認をします。

料金

診療情報の開示については、所定の費用をいただきます。

  • カルテ開示手数料:0円
  • 紙面 
    診療録A4サイズ1枚あたり:33円(税込)
  • CD-R 
    診療録A4サイズ1枚あたり:33円(税込)
  • 各種画像検査 
    CD-R1枚あたり:3,300円(税込)
  • サマリ・回答書など
    1通につき:5,500円(税込)

匿名加工情報の作成及び第三者提供について

作成及び第三者提供する匿名加工情報について

当院は、DPC(Diagnosis Procedure Combination)の導入の影響評価および今後のDPC制度の見直しを目的として厚生労働省が収集し管理する情報(DPCデータ)を作成しています。また、審査支払機関への請求のため、保険診療に係る費用につき、診療報酬明細書(レセプト)を作成しています。

DPCデータは診療録および診療報酬明細書の情報から、レセプトデータは医療機関情報、保険者情報、診療行為情報、医薬品情報、特定器材情報等から構成されています。

DPCデータ並びにレセプトデータを利活用することにより、患者さまに提供する医療の質の向上およびその効率的な運営が期待されます。そのため、当院ではこれらのデータを匿名加工して匿名加工情報を作成し、それを継続的に第三者に提供しています。作成および第三者提供する匿名加工情報には、DPCデータ並びにレセプトデータの情報が含まれます。これらの情報に、患者さまの氏名、住所、電話番号は含まれません。

なお、作成および第三者提供する具体的な情報は下記に提示するとおりです。

第三者提供する匿名加工情報に含まれる個人に関する情報

  • DPCデータ(Eファイル、Fファイル、様式1、Dファイル)
  • EファイルおよびFファイル形式の外来データ
  • 電子レセプト(医科およびDPC)

氏名、住所、電話番号は含まれません。また、生年月日、郵便番号、各種保険証に関する情報は下記のように変換されます。

  • 生年月日:生年月および入院時年齢に変換
  • 郵便番号:上3桁のみに変換
    (下4桁を削除)
  • 各種保険証に関する情報:保険者番号(※)のみに変換

※保険者番号とは健康保険事業の各運営主体を指す番号です。

匿名加工情報の提供の方法

作成した匿名加工情報は、暗号化した後、提供先が運用管理するサーバへのアップロード、または、外部記録媒体を郵送する方法で提供します。

匿名加工情報の安全管理

作成した匿名加工情報は、第三者提供後速やかに削除し、当院で匿名加工情報を保管あるいは利用しません。

匿名加工情報に関する問い合わせ窓口

当院における匿名加工情報の作成および第三者提供等についてのお問い合わせは、上記「患者さまの個人情報保護方針」記載の患者相談窓口までご連絡下さい。

トヨタ自動車の個人情報に関する基本方針

当院はトヨタ自動車株式会社が開設・運営する企業立病院です。
トヨタ自動車の個人情報に関する基本方針は、こちらをご覧ください。

カスタマーハラスメント定義

~病院を利用される皆さまにご満足いただき、安心してご利用いただける対応を職員が継続して行っていくために~

トヨタ記念病院は「患者さま第一」の原点に立って迅速・的確・親身な対応を行い、頂いたお声を「最善の医療・運営」に活かすことに取り組んでいます。
加えてトヨタ記念病院はハラスメントの無い職場環境を整えることは、病院の重要な責務であると考えております。
万が一病院を利用される皆さまから社会通念上相当な範囲を超えた要求や言動があった場合の基本的な方針を定めました。

トヨタ記念病院の考えるカスタマーハラスメントの定義

病院を利用される皆さまからの要求・言動のうち、その内容に妥当性を欠くもの、または内容が妥当であっても当該要求を実現するための手段・態様が社会通念上不相当なものであり、職員の就業環境が害されるもの

  • 暴言、暴力
  • 脅迫、威嚇、威圧行為
  • ストーカー行為、プライバシーの侵害行為、セクシャルハラスメント行為
  • 侮辱、中傷、人格否定する発言
  • 社会通念上過剰なサービスや対応の要求
  • 合理的な理由のない謝罪要求
  • 同じ要求等の繰り返しによる時間的・場所的拘束
  • SNSやインターネット上での誹謗中傷

※上記は例示でありこれらに限られるものではありません。

カスタマーハラスメントが確認された場合は、残念ながら患者さまの診療や対応をお断りさせていただくことがあります。
また、悪質な場合には、警察・弁護士など外部専門家と連携し、適切に対処させていただきます。

トヨタ記念病院 病院長 岩瀬三紀

身体障がい者補助犬の受け入れについて

当院を受診する際に受け入れ可能な補助犬

  • 国に身体障がい者補助犬として認定を受けていること。

    ①盲導犬 ②介助犬 ③聴導犬
    (認定を受けている補助犬は、犬種、認定番号、認定年月日等を記載した表示を付けている)

    • 表示を付けていない場合は、補助犬として受け入れることができません。
      ただし、初回のみ認定書の提示があれば受入可とする。

補助犬が同伴できない区域

  • 救命救急病棟、GICU病棟、NICU病棟、GCU病棟、無菌治療室、陰圧治療室、分娩室、
    個室以外の病室、放射線部門(撮影時に患者待合にて待機、若しくは受付内にて待機)、手術室

    • 上記以外の区域でも近くにアレルギーを持っている患者がいる場合や、犬を怖がる患者がいる場合など、
      状況を見てお声掛けさせていただく場合があります。

アドバンス・ケア・プランニング(ACP)への取り組み

アドバンス・ケア・プランニング(ACP)とは

アドバンス・ケア・プランニング(Advance Care Planning:ACP)は、将来の医療・ケアについて、患者さまご本人がご家族や医療・ケアチームと繰り返し話し合いを行い、ご本人の思いに沿った医療・ケアを実現するための取り組みです。
厚生労働省ではこの取り組みを「人生会議」と呼び、毎年11月30日を「人生会議の日」としています。

ACPを考える上でのヒント

  • なぜACPが大切なの?

    どなたでも、思いがけず病気やけがで自分の意思を伝えられなくなる可能性があります。
    そんな「もしも」のときに、あなたの価値観や希望に沿った医療・ケアが受けられるよう、元気なうちから考えを共有しておくことが大切です。

  • ACPを話し合うタイミングは?

    特別なタイミングはありません。健康なときに始めるのはもちろん、病気が見つかったとき、治療の節目なども話し合う良い機会です。考えや気持ちは変わることもあるため、ACPは一度きりではなく、繰り返し話し合うことが大切です。

  • ACPは誰と話し合うの?

    まずは、ご家族や大切な人と話しましょう。そして、あなたの健康を支える医師、看護師、医療・介護スタッフなどとも話し合いを重ねていきましょう。
    あなたの思いを代わりに伝えてくれる「話し合いのパートナー(代理意思決定者)」を考えることも重要です。

  • ACPではどんなことを話すの?

    • あなたが大切にしていること、人生観
    • 命に対する考え方
    • これからの生活の目標や希望
    • 人生の最終段階で受けたい医療・ケア など

    一度ですべてを話しきる必要はありません。気持ちは少しずつ整理され、変化していくものです。その時々で、無理のないペースで話していきましょう。

  • 当院では誰に相談すればいいの?

    まずは、担当の医師や看護師にお気軽にお声かけください。必要に応じて、さまざまな職種(リハビリ技師、ソーシャルワーカー、薬剤師など)のスタッフがチームで支援いたします。一緒にこれからの医療・ケアについて考えていきましょう。

事例紹介

※事例は、ACPを考えるヒントとして紹介したもので、特定の方のお話ではありません

当院では、患者さま一人ひとりの価値観やご家族の思いを大切にしながら、医療・ケアチームとともにACPを進めています。その対話の中で活用しているのが「結日記(ゆいにっき)」です。

結日記とは

結日記は、患者さまがこれからの医療・ケアについての思いや希望、心のうちを自由に綴るノートです。文字で残すことで、患者さまご本人の思いが明確になり、医療者やご家族がその希望を尊重しやすくなります。患者さまご本人の手で書かれることもあれば、ご家族や医療スタッフがお手伝いして一緒にまとめることもあります。「どんなふうに生きたいか」「誰にそばにいてほしいか」「望まない治療はあるか」など、テーマは自由です。

事例① がん治療中の70代男性

「家に帰りたい」という希望に寄り添って

70代の男性Aさんは、がんの治療を受けておられました。病状が進行し、治療方針をどうするかという節目で、ご本人・ご家族・医療チームでACPの話し合いを始めました。
初回の面談でAさんは、「正直、もう入院は疲れました。できれば家でゆっくりしたい」と話されました。その後、結日記に「できれば自宅で過ごしたい」「家族とご飯が食べられる時間があれば十分」と、ご本人の言葉が書き残されました。その記録はご家族にも共有され、最終的には在宅での緩和ケアが整い、Aさんはご自宅で穏やかに過ごすことができました。
ご家族も「本人の希望が明確だったことで、迷わず決断できた」と語っています。

事例② 認知症のある80代女性

ご家族の迷いと、過去の本人の言葉

80代の女性Bさんは認知症が進行し意思疎通が難しい状態でした。肺炎で入院された際、治療方針をめぐりご家族は迷っておられました。そのとき参考になったのが、Bさんが元気だった頃に書き留めていた結日記でした。「延命よりも自然に最期を迎えたい」「苦しい治療は望まない」といった言葉が残されており、ご家族の心を支える材料となりました。
ご家族はその内容に背中を押され、「母の意思を大切にできた」と納得のいく選択ができました。

参考資料

より多くの事例やACPに関する情報は、以下からご覧いただけます。

最後に

トヨタ記念病院では、「適切な意思決定支援に関する指針」(※)を定めています。
すべての患者さまに、適切な情報提供や説明が行えるように心がけています。
患者さま・ご家族等と話し合いを繰り返し、本人の意思を尊重したその人にとっての最善の医療・ケアを提供できるよう努めます。

※トヨタ記念病院 「適切な意思決定支援に関する指針」

輸血を拒否する患者さまに対する当院の方針

  • 患者さまの意思を尊重し、輸血を行わないためのできる限りの努力はいたしますが、輸血が必要な場面では、輸血の必要性について十分に説明し、同意を得た上で輸血を行うことを基本とします。
  • しかし、輸血を行う以外に救命手段がない緊急の状況においては、患者さまの救命を優先し、患者さまの同意が得られなくとも輸血を行います(相対的無輸血)。
  • 当院では、「免責証書」その他名称を問わず絶対的無輸血治療の実施を内容とする一切の文書に対して、署名をいたしません。
  • 当院の相対的無輸血の方針に対し同意が得られない場合は、転院をお勧めします。

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