病院全体に関する指標
平均在院日数と病床稼働率
平均在院日数
病床稼働率
目的
平均在院日数と病床稼働率は病院の経営管理状態を示す指標の一つです。地域の中核基幹病院である当院は、入退院の回転をスムーズにし、常に利用可能な病床を提供する必要があります。
定義
説明
質の保証と医療の効率化が高いレベルで達成されるほど、平均在院日数は短縮すると言われています。当院の平均在院日数は大変良いレベルと考えています。
参考値
平均在院日数 | 13.3日 |
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病床利用率 | 76.0% |
500〜599床規模の病院の実績
(全国公私立病院連盟による2014年病院運営実態分析調査)
2週間以内の入院サマリー完成率
目的
入院サマリー完成率(一定期間内に入院サマリーを作成完成すること)は、病院の医療の質を示す指標の一つです。
定義
説明
入院サマリーとは、患者さまの入院中の経過や治療内容を簡潔にまとめたものです。またこれには患者さまの病歴や基本的な情報も記録されているので、退院後速やかに完成されることはとても重要です。当院は様々な対策によって高いレベルを達成しています。
クリニカルパス適用率
目的
標準化された医療が、患者さまにも医療スタッフにも「見える化」された状態でどれほど提供されているかを示す指標です。
定義
説明
クリニカルパスは標準的な医療のスケジュールをわかりやすく書式化したものです。医療の質は、標準医療への準拠の程度によって測定されるとも言われています。ばらばらな医療が提供されていては、安定した良い結果は得られません。標準化された医療を的確に提供すると共に、病態の変化に応じて早期に適切な対応をすることが質の高い医療であると考えています。当院のクリニカルパスは2004年から電子化され、電子カルテ上で運用されています。
参考値
クリニカルパス適用率 | 50%以上の病院は全体の約10% |
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日本クリニカルパス学会誌11(1):99-110, 2009