お知らせ

11月9日、市民公開講座「肩とひざの痛みについて」が
豊田市福祉センターで開催され、約100名が参加しました。

まず、当院整形外科の小田智之先生より、「スポーツの力　～当院のスポーツ医学分野における取り組み～」と題して、スポーツをすることで生じる痛みやその予防法、スポーツ選手における手術方法などのお話がありました。

続いて科部長の酒井忠博先生は、筋肉や骨の解剖図を提示しながら肩関節の特徴を説明し、「『五十肩だから』とか、『歳だから仕方ない』と肩の痛みを放っておく人は少なくありませんが、放置すると治るまでに時間がかかることもあるので、困っている場合は肩の専門医にご相談ください」と呼び掛けました。

また、今年着任した濱田恭先生は、ひざの痛みを伴う中高年の病気の中で最も多いとされる「変形性ひざ関節症」について発症のメカニズムを解説。さらに、変形性ひざ関節症に対して行われる3つの手術について、どのような患者さんに適しているかや長所・短所をX線写真を交えて説明しました。

最後に、当院リハビリテーション科の理学療法士・坂田淳さんがスポーツ分野におけるリハビリの紹介を行い、同じく理学療法士の中原広志さんとともに、「肩・ひざのストレッチ」を実演。会場からはときどきうめき声が聞こえつつも、参加者の皆さんは楽しんで取り組んでいる様子でした。