研修のメリットと特徴
メリット
メリット1
病院全体で研修医教育をする風土
研修医制度が始まって以来、水曜日、金曜日にモーニングセミナーを行っています。各科専門医、コメディカルのスタッフから、研修医に役立つ知識をパワーポイントを用いて説明します。
指導医講習会(厚生労働省認可)は、ほぼすべての臨床科の指導医が受講しております。病床数527床に対して、研修医を除いた医師数は160名を超えており、医師一人ひとりに余裕があると同時に、医師以外の医療従事者も研修医教育に対して協力的かつ積極的です。
定期開催される『臨床研修運営委員会』では、研修医が充実した研修生活を送れるように、多方面のスタッフが議論しています。
メリット2
工夫された当院オリジナルの
研修システム
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1.救急外来「ERトヨタ」で診療の幅を広げる
研修医は救急現場の最前線で、小児から高齢者、軽症から重症、急病や外傷といった、ありとあらゆる救急症例を経験します。ER型救急を専属で学んだ救急専門医のバックアップのもと、正しい救急診察を身に付けていきます。その能力は、将来どの進路に進んだとしても、皆さんの役立つものになります。
救急医は、「教育のないところに人は集まらない」をモットーとし、人格を重んじた教育環境を提供いたします。 -
2.病棟総合医(ホスピタリスト)を育む
これから迎える超高齢化社会において、総合診療医(ジェネラリスト)の必要性が重視されています。外来研修の中心は救急科ですが、病棟研修の一部に病棟総合医(ホスピタリスト)を育成するコースを設けています。救急科より依頼を受けた患者を指導医のバックアップのもとで、主治医の一人として問診・診察・アセスメント・プランの実行を研修医中心に行っていきます。
メリット3
トヨタ自動車の企業Mindが息づく院内
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1. トヨタウェイ
当院はトヨタ自動車の病院であり、研修医は、医師でもあり、トヨタ自動車社員でもあります。「カイゼン」「カンバン方式」など、企業mind(トヨタウェイ)の行き渡った院内で社会人のスキルが学べます。
また、トヨタ自動車の診療所における、産業医学の研修も選択できます。 -
2. 教え教えられる風土
当院では指導医が手厚く指導することはもちろんのこと、先輩研修医が後輩研修医を教える風土も確立しています。いわゆる屋根互方式です。
先輩研修医にとっては、教える事で自分の知識を再確認する場が持てるとともに、後輩研修医にとっては指導医に聞くのをためらってしまうことも、同じ立場を経験した先輩研修医が近くにいる安心感があります。 -
3. おいしいトヨタの社員食堂
トヨタ自動車と共通の社員食堂で、バラエティ豊富なメニューを毎日楽しむことができます。おいしい社員食堂は、トヨタ記念病院の自慢です。見学に来られる際は、ぜひご堪能ください!
当院の特徴
臓器別センター制
2004年から従来の内科・外科という区分けに固定しないで治療にあたるシステム「臓器別センター制」を採用しています。
心臓病センター、脳卒中センター、消化器センター、呼吸器センター、母子医療センターでは、同じ病棟内で複数科が一体となってスムーズに連携をとることで入院医療の充実をはかっています。各センターのカリキュラムも、高度医療のみならずプライマリケアの習得という観点を重視しています。
救急医療の充実
トヨタ記念病院は豊田市の南部に位置し、北部の豊田厚生病院とともに豊田市の救急医療を支えています。救急外来には年間8,000台近くの救急搬送と、30,000件を超えるウォークイン患者さまが訪れます。
2011年4月1日より救命救急センターとして認可を受け、救急医療の充実を続けています。救命救急センターは、24時間365日体制で生命の危機に瀕した人の救命を目的に、急性期医療を専門的に行う第三次救急施設です。地域の医院・診療所、一次・二次救急病院などからの紹介や、消防署救急隊から直接依頼を受けて、救急車で来院される患者さまの診療を中心に行っています。