疾患に関する指標
急性心筋梗塞 : 平均在院日数
急性心筋梗塞 : 平均在院日数
目的
平均在院日数は、急性心筋梗塞患者さまに対して適切な医療やケアの介入がなされているかどうかの総合的な指標と言えます。
定義
説明
急性期にステント植え込みを含め、積極的に有効な治療(インターベンション)を行うことにより平均在院日数の短縮を認めています。また、回復期の心臓リハビリテーションにも取り組んでいます。
参考値
平均在院日数 | 16.8日 (2014 DPC全国統計) |
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糖尿病 : HbA1c改善率と患者の紹介
および逆紹介件数
糖尿病 : HbA1c改善率
糖尿病 : 患者の紹介および逆紹介件数
目的
糖尿病地域医療における役割と糖尿病診療の質を評価するための指標です。
1. 初診・初期指導後で早期逆紹介困難例のHbA1c改善率 2. 糖尿病患者の紹介・逆紹介件数
定義
説明
当院の糖尿病地域医療における役割として、外来初期指導後や入院後退院時の早期逆紹介が多くなっています。初診患者さまの半数以上は方向性が決まり良好な経過が予想されるため、HbA1c値が下がる前に積極的に地域の診療所などへ逆紹介しています。HbA1c値は患者さまの過去12か月間の平均血糖値を反映する指標で、6.5未満であれば血糖コントロールは「良」と評価されます。
HbA1cが年4回以上検査された患者さまを継続通院(当院での管理症例)と定義し、改善率を評価しました。したがってここでのHbA1c改善率は、糖尿病患者さま全体のうち管理が困難と考えられる40数%のデータです。
肺炎 : 平均在院日数と初期治療成功率
肺炎 : 平均在院日数
肺炎 : 初期治療成功率
目的
肺炎患者さまに対して適切な医療やケアの介入がなされているかどうかの総合的な指標と言えます。肺炎は呼吸器科入院患者の中で最多の疾患です。平均在院日数と初期治療成功率を経時的に追跡することで、呼吸器科における肺炎診療の質評価と改善を図ります。
定義
参考値
平均在院日数 | 21.7日 (東京都病院協会診療アウトカム事業2004) |
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初期治療成功率 | 85% (CHEST 132:1348-55,2007) |